太平洋セメント藤原工場四日市出荷センター60周年!

今日6月23日で、太平洋セメント藤原工場四日市出荷センターが開設されて60周年となります!
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何か、貨物鉄道博物館で記念企画展をやれると良かったのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止による休館が続いていたので、残念ながら間に合わず...

ということで、こちらで少し太平洋セメント藤原工場四日市出荷センターについて紹介してみたいと思います。

■太平洋セメント四日市出荷センター 概要
JR関西本線四日市駅から分岐の構外側線(通称:四日市港線)の終点、四日市市千歳町の埋立地にあります。
ちなみに、四日市港線には千歳運河に架かり跳開式で有名な1931(昭和6)年12月竣功の末広橋梁(国指定重要文化財)があります。
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2020(令和2)年6月現在、三岐鉄道東藤原~四日市港間に最大1日5往復のセメント貨物列車が設定され、富田からJR貨物愛知機関区DF200形の牽引で四日市港に到着します。四日市港で太平洋セメント専用機にバトンタッチされ、四日市出荷センターへと運ばれます。
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四日市出荷センターからは、全国へ専用船で運ばれます。
DS16082265アジアパシフィックマリン天洋丸(2016.8.22四日市港)編集.jpg
そもそも、千歳町は1925(大正14)年4月に完成した埋立地なのですが、太平洋セメント四日市出荷センターの部分は、1950年代に新規に埋め立てられた部分で、敷地西側には旧岸壁が残っています。
DS19110666太平洋セメント四日市出荷センター(2019.11.6千歳町)編集.jpg
■太平洋セメント四日市出荷センター 変遷
1960(昭和35)年6月23日 小野田セメント四日市出荷センター開設。
1994(平成 6)年10月1日 小野田セメント(株)と秩父セメント(株)が合併し秩父小野田(株)となる。
1998(平成10)年10月1日 秩父小野田(株)と日本セメント(株)が合併し太平洋セメント(株)となる。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

では、60年間で活躍した、専用線の機関車を紹介してみます!

■DB02形(02)
DB02は1960(昭和35)年、小野田セメント四日市出荷センター開設時に東洋電機製造で新造された20トン機で、大型のOD451導入後は、時期は不明ですが国鉄(現JR)高山本線坂祝駅にある美濃SSに転属しました。
その後、1986(昭和61)3月に廃止された国鉄参宮線宮川駅の小野田セメント専用線が廃止となり、同線で活躍していたOD25(日立製作所製25トン機)が美濃SSへ転属し、さらに1997(平成9)年9月に廃止されたJR関西本線八田駅にあった秩父小野田(旧秩父セメント)のD804(協三工業10トン機)が転属し予備機も確保でき、DB02は完全に入換作業からは離脱しました。

●DB02(2002.5.6美濃SS)
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■OD45形(451・452・452②)
OD451は1970(昭和45)年6月、日本車輌製造で新造された45トン機で、1971(昭和46)年7月に一度だけ三岐鉄道保々車輌区へ検査入場していますが、大型のため扱えず続かなかったようです。DD511入線で2015(平成27)年1月に廃車となりました。
OD452は1962(昭和37)年、新三菱重工業(現三菱重工業)で新造された45トン機で八幡製鐵(現新日本製鐵)戸畑製造所45DD-8形D4505で、時期は不明ですが八幡製鐵で廃車後小野田セメント四日市出荷センターへ譲渡されました。その後、1988(昭和63)年に二代目OD452にバトンタッチし廃車解体されました。
OD452②も1962(昭和37)年、新三菱重工業で新造された45トン機で八幡製鐵八幡製鐵所45DD-7形D407で、こちらも時期は不明ですが八幡製鐵で廃車後、八戸運輸45BBHとして竣功し国鉄八戸線鮫駅で東北開発専用線等の入換えに活躍しました。1984(昭和59)2月の廃止で廃車となり、京王重機整備で整備の上、高崎運輸DD453として竣功し国鉄高崎線倉賀野駅で活躍しました。1988(昭和63)年に廃車となり、再び京王重機整備で整備され小野田セメント四日市出荷センターでOD452初代に変わって竣功しました。DD452入線で1999(平成11)年6月に廃車となりました。

●OD451(2010.1.21四日市SS)
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●OD452②(1991.12.31四日市SS)
01335小野田OD452(1991.12.31四日市SS).JPG
■DD45形(452)
DD452は1982(昭和57)年12月、富士重工業で新造された45トン機で、当初は上のOD452②と同じ高崎運輸の所有で倉賀野で活躍していました。1999(平成11)年モリヤ(旧モリヤ産業)新潟工場で整備の上OD452②に変わって竣功しました。この車輌から太平洋セメント標準カラーとなっています。

●DD452(1999.10.28四日市SS)
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■ND552形(55219)
ND55219は1965(昭和40)年に、日本車輌製造で新造された、国鉄DD13 226(最終配置静岡機関区)で1987(昭和62)年2月に廃車となり、名古屋臨海鉄道に譲渡され翌年8月にND55219として竣功しました。しかし、2000(平成12)年7月から開始された中部国際空港建設用埋立土砂輸送で機関車不足となるため、急遽太平洋セメント四日市出荷センターへ移籍することになりました。当初は名古屋臨海鉄道カラーのまま活躍しましたが、現地で塗装され太平洋セメント標準カラーとなっていました。骨材輸送終了に伴い、2012(平成24)年5月に廃車となりました。

●ND55219(2001.1.21四日市SS)
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■DD51形(511)
DD511は1983(昭和58)年、日本車輌製造で新造された50トン機で、当初はJR北海道室蘭本線本輪西駅からのJX日鉱日石エネルギー(元日本石油精製)室蘭製油所専用線の運行管理を受託していた栗林商会の所有でした。しかし、2014(平成26)年5月に道内唯一となっていたタンク貨車による石油輸送がトラック・船舶輸送に切り替わり、専用線は廃止となり機関車も余剰となり、同年7月に太平洋セメント四日市出荷センターへトラック輸送され、塗装変更されること無く同年10月より稼働しています。

●DD511(2014.12.19四日市SS)
DS14121943太平洋DD511(2014.12.19四日市SS)編集.jpg

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