三岐鉄道車輛大図鑑「きまぐれ日記」

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zoom RSS 私にとって残念な話...

<<   作成日時 : 2006/05/18 09:45   >>

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昨日で、仕事が一段落しました。 でも、また今日から新しい仕事...
そして、昨日は三里の博物館へ遊びに来てくれていた常連の親子がうちまで、三岐鉄道の模型を見に来てくれて、久しぶりの再会!

でも、タイトルどおり私にとって残念な話...
長年、三岐鉄道の模型を作り続けてきた私にとっては、残念なお知らせが飛び込んできた...
マイクロエースさんの新製品情報に、「A2062 三岐鉄道ED451タイプ+ED453タイプ 重連セット 14,700円」というのが出ている。 おまけに注意書きに「部品共用の為、ボディ裾周りなどの形状が実車と異なります」とある。「タイプ」ってなんだ? ってよくよく見てみるとその上の製品が、相模鉄道ED11+ED12セットとなっている。ということは、つまりこの相鉄機関車の塗替えということなんだろうか?

これは、大変残念な大胆な使い回し... 

では、ここで三岐ED45形1次車(451〜453)と、相鉄ED11,12の形態的共通点・相違点を検証してみよう。

●まずは、緒元的内容
メーカーは共に、東洋電機・東洋工機で、製造年は三岐=1954年で、相鉄=1951年。
最大寸法(長巾高mm)は、三岐=12800×2640×3965で、相鉄=13000×2640×4190でまあ良い感じ。
車体長(mm)は、三岐=10750で相鉄=11260なので、ここで500mmの差が出てくる。
では台車間隔(mm)はどうだろう? 三岐=6500で相鉄=7200なので、700mmの差がある。
台車の位置が700mm違うということは、もちろんパンタグラフの位置も同じだけ異なるはず。
で、その台車はというと、三岐は鋼板組台車から東武DTH57に交換されていて、相鉄はDT13。
パンタグラフは、三岐はPT42か西武KP62で、相鉄はPS13。

●続いて、車体の形態
車体前面で、三岐は右運転台のため運転席の庇・ワイパーが相鉄とは逆。
乗務員扉の窓が、三岐は更新でアルミサッシの開閉タイプ、相鉄はHゴムFIXのまま。
ヘッドライドが、三岐は更新で2灯シールドビーム、相鉄は1灯シールドビーム。
車体側面で、三岐は通風口が縦波4箇所、相鉄は横鎧8箇所。
屋根上のモニタールーフの形状が全く異なる。
デッキの形状は、三岐が更新したため全く異なる。
デッキ手摺は、三岐=中央部の開口が無い、相鉄=開口が有り。
デッキステップの段数が三岐の方が多い。

●最後に三岐ED451と453、相鉄ED11とED12の相違点
相鉄は詳しくないのですが、デッキステップの段数ぐらいかな?
三岐のED451とED453はどうだろう。
こちらもそんなに差は無いですが、側面乗務員室窓の形態が異なります。
ED451が原形で、452,453は更新時に2枚のアルミサッシになった。
そして、ED453には西武電車のアンテナが付いています。


さて、マイクロエースさんは相鉄ED11を、どこまで三岐ED45に近づけることが出来るのかが不安...

我々、プロ模型師にとっては、「タイプ」なんて言う言葉無く、とにかく忠実が基本。忠実であって、初めてお客様のもとへ出せると考えています。だって、「模型」を広辞苑で調べてみると、「実物と形を似たものに造ったもの」とあります。つまり、相鉄車輌に似せて造っていて、それを使って三岐車輌を造っているのだから、三岐のは模型じゃ無い。まあ、マイクロエースさんの考え方としては、鉄道模型なんて子どものおもちゃ的なのでしょうね。それでも、買ってくれるモデラーが居るから成り立っていくのでしょう。でも、そんな「タイプ」で成り立っていくのだったら、国鉄の電機や蒸機なんて1〜2種類出しておけば、あとは塗替えだけで十分ですよね。小田急ロマンスカーの塗替えで名鉄パノラマカーでも良い!


私が、大学生の頃にフル自作した三岐ED452より上手く出来ていたら買いますよ!
マイクロエースの担当者さん見てくれていたら、もう少し考え直してみて欲しいです。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うーん、わたしはスキルがないので、「それ以外のものに見えなければ、その形式の模型」として受け入れられるので、この程度は我慢できます。
 それと、やはりメーカーさんも苦しいのは動力の関係でしょうね。
 私も、自作の場合、まず、流用できる(妥協できる)動力が確保されてから計画を立てるので、同じ動力、似た動力が無い場合は、諦めるかダミーとして組むかを考えます。
 Bトレ用の動力も、台車のホイールベースが長ければ・・・となんど悔やんだかわかりません。
普通の大きさの台車と台車がくっつくか、タンク1本分の間隔の動力ユニットが欲しいですね。
今泉
2006/12/12 20:55
そう、三岐鉄道の機関車は既製品でバッチリの動力が無いのですよ...
私もいつも苦労しています。
だから、片動力にしたり、無理矢理ダイキャストを切りつめたりと...
南野哲志
2006/12/14 09:13
ゲージ9mmの時点ですでにタイプなのではないですか?
とおりすがり
2009/10/06 04:32
とおりすがりさん、いらっしゃいませ!

ゲージは1067mmの1/150だと、7.1mmですね。
なので、ここは2mmの誤差が生じています。
でも、9mmは鉄道模型業界のNゲージ規格になっている訳で、それまで「タイプ」だと屁理屈を言うのはおかしいですね。

でも、車体はキッチリ作れるはずなのに作らず「タイプ」としているのが残念だと言っているのです。
車体を「タイプ」で許してしまうと、なんでも「タイプ」でOKになってしまいます。

なので、「国鉄の電機や蒸機なんて1〜2種類出しておけば、あとは塗替えだけで十分ですよね。小田急ロマンスカーの塗替で名鉄パノラマカーでも良い!」と思う分けです。
南野哲志
2009/10/06 18:11

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